Roots of Kawasaki RDV vol.2 脱 発動機前篇


表紙

帰還して1年後のゴールデンウイーク、キックが降りない原因が何なのか気になりシリンダーを外すことにしました。やろうと思えばすぐにやれることですが、いつでもできるという気持ちからずるずると先延ばしになっていました。




2011年5月 キャブカバーを外します。キャブの外見は問題なさそうです。しかしスロットルワイヤーが動かなかったので問題がないはずはありません。
取り外して中身を確認します。
フロートチャンバーはこの通り。やはり熟成していました。
反対側も見事なまでに熟成しています。。
スロットルワイヤーが動かなかった原因はこれです。ニードルの先端がニードルジェット内で固着していたようです。
さて、シリンダーをはずしにかかります。まずシリンダーヘッドとエキパイを外します。
シリンダーはスタッドボルトではなく、ケースに直接ボルトで固定されています。なんとも古い造りです。スパナでボチボチと外します。
取れました。固着の原因はシリンダーではないようです。クランクか!?
あ〜 シリンダーに錆びが。。。修正できるかな。
オーバーサイズ入れるにしても持ってないしな。。。
またあとで考えることにしました。
ポイント側のカバーを外しクランク軸をレンチでゆっくりとまわしてたところ、固着していたところがとれたようでクランクが回りました♪
どうやらどこかのベアリングが原因だったようです。
コンロッドの小端はブッシュです!ベアリングありません!こんなんで大丈夫なのか?
この穴から潤滑しているようですね。。。はたしてこんなんで大丈夫なのか?不安が募ります。
ピストンピンはこんな感じです。代えはないのでこれを使うしかないのですが、う〜ん、微妙だなぁ。。。。
ピストンはそれほどダメージはない感じです。軽ペーパーをあてて再使用できそうです。でもシリンダーがどうだろうか。。。



思ったより随分くたびれています。
で、シリンダーを外して、また年を越してしまいました。

つづく〜

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