クラッチはもう限界だと言った。

私のサムライは以前からクラッチが滑っていましたが、騙しだまし乗っていました。多分もうフリクションプレートが寿命なんだろうなと思ってはいましたが、滑るクラッチと同様にズルズルと作業も滑って先送りになっていました。
春先、ガレージの整理をしていた時、部品箱の中から新聞紙にくるまれたフリクションプレートを発掘しました。これはマッハの予備部品としてとっておいた新品でした。懸案だったホイールの振れも解消したことだし、ホース類の交換も一緒に作業をすることにしました。

まずはミッションオイルを抜きす。ひどく汚れていました。
次にキャブを外します。燃料ホースをバンジョーボルトを外してとります。続いてエンジンカバーのマフラー側にあるグロメットを外し、そこからドライバーを差し込んでキャブを固定してあるネジを緩めてキャブを外します。ワイヤー類をつけたままにしておきます。
続いてキック、フットペダル、ブレーキペダルも外します。
キャブのついていた横にあるオイルホースのバンジョーボルトを外し、クラッチワイヤーも外します。そして右カヴァーをとめてあるネジをすべて外せばこのような光景が望めます。
クラッチハウジングを取り外します。センターのナットを緩める訳ですが、そのままだとクランクも供回りして緩めることが出来ませんので、プライマリーギアに布を噛ませて回らないようにして緩めます。
ハウジングはこうのように錆て虫食い状態です。なぜかと言いますと、このあたりの部品は仙台号から移植したもので、あのエンジンは何故か中まで錆びていたのです。まぁ、なんとか使えるだろうということで、今も使っています。本当は変えたいです。
ハブ側もこのとおりです。クラッチ板はさすがにだめだったので、HIDEさんに中古のものを頂いて使っておりました。でもとうとう寿命がきたようです。
これが今まで装着していたフリクションプレートです。ご苦労さまでした。
こちらは新品のフリクションプレートです。何故か外周の突起部がくの字になっています。装着には問題はありませんので、そのまま使用します。
新品のフリクションプレートはオイルに漬けてなじませます。今日の作業はここまでです。明日はホース類の交換と組み付けです。



次へ 戻る
ホームへ戻る