抜けて知る その2

検証した箇所を修正したり、クリーニングしていきます。
ガスケットをはがすのはあまり好きではありません。コツコツした作業を時間の合間にしていきます。

まず問題だったのがヘッドガスケットです。私のTLにはキタコの52mmのキットが組まれているのですが、すでに終売のようでリペア用の部品もありませんでした。そこで現行車であるAPEのものを使ってみることにしました。
しかし、薄いんです。ノギスで測ってみましたら今までのものよりも0.5mmも薄いです。高圧縮になりますが、大丈夫だろうか心配になってきました。でも、これしかありませんのでとりあえずこれを使ってみます。
最大の懸案箇所のスタッドボルトです。M6のダイスでネジ山を修正しました。ねじ切れたナットの山がコイル状に挟まっていましたが、きれいに取れてネジのピッチも修正されて、ナットもスムーズは入るようになりました。
ちなみにAPEのスタッドボルトはM8とのことです。確かにM6では細いと思います。M8ならばトルクの掛けすぎでネジを壊すようなことが少なくなります。
コツコツと進めてきたガスケット剥がしも終わりました。シール類が揃い次第組み立てに入ります。
さて、今回のエンジン組み立てのもうひとつの目的はオイルポンプの交換です。排気量が上がっいたにいも関わらず、オイルポンプの容量はそのままでしたので、同系エンジンで100ccのAPE100のものを移植します。過去にオイルポンプ内部のローターを組みかえればできると思ってチャレンジして失敗しましたが、今回はポンプごと換えますのでいけるはずです。
内部のローターの比較です。
左がAPE100用で右がTL50のものです。APE100のものは倍の厚みがあります。つまり吐出量も倍です。期待できます。

組む前準備はこれで終了です。本格的に温かくなる前に組んでいきたいと思います。
つづく〜


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