抜けて知る その4

三月はじめにまでに腰下まで組んでありましたが、次の作業まで2週間も経ってしましました。
ガスケットの問題も気になりますが、さっさと組んでいきます。

まずはピストンを取り付けます。Cクリップをケースに落とさないようにいつもウエスの襟巻をします。
シリンダーをつけます。私はこの作業が一番イライラします。リングが上手くはまりません。苦闘すること15分、はまったと思ったら、カムチェーンテンショナーを取り付けるのを忘れていました。カムチェーンもケースに落とすと面倒になりますので注意が必要です。
4ストは2ストのようにはめれば終わりではないので事前に確認しておきましょう!(当たり前ですが。。)
ヘッドを載せます。
さて、カムをヘッドのカムホルダーに固定しましたら、点火位置を合わせます。
クランク左側にポントベースを取り付けて、フライホイールをずれないように取り付けます。手で軽く回してケースの合わせマークとフライホイールの「T」マークを合わせます。「T」はトップの意味です。
ピストンがトップに来たとき=バルブは全閉です。つまりカムは「ハ」の字の状態になります。このときに合わせてカムギアを取り付けます。(右の写真の状態です。)
実際にボルトを固定するためには少しずらさなければなりませんので、これを見てやられる方はご自身で知恵を使ってください♪
わかりにくいかも知れませんが、これが吸気、排気ともに閉まっているときのカムの状態です。カムの山が両方共に下向きになっています。
カムホルダーとスタッドボルトは共通です。最後にしっかり締めてほぼ完了です。
あとはヘッドカバーやらをつければエンジンは完成です。ささっとフレームに乗せてしまいます。
ここまでくるとエンジンかけたくなるのが心情ってものです。ペースがあがります。
エンジンを載せてオイルを入れてしばらくすると、外で遊んでいた娘が「水が垂れてるよ!」って言うんです。水なんかあるわけないだろって下を覗くと、それはやはり水ではありませんでした〜 そうです、オイルです。
ガスケットが合ってないのを承知で組んだ私が愚かでした。
という事で、またケースを割りました。
こんなことばかりしているので、作業がいつまで経っても終わらないのです。トホホ・・・

もう暖かくなってきて、こんなことばかりやってはいられません。はやく片付けなければ。焦りと不安が募ります。
つづく〜


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